学生の皆さん、緊急でお金に困ることってありますよね。
そんな時に使える裏技が、クレジットカードでできるキャッシング。
ここでは、そのやり方と注意点をわかりやすく紹介します。
キャッシングとは
クレジットカードのキャッシングとは、端的に言えば”クレジット会社からお金を借りる”ことです。
借金と言ってしまうと悪い印象もありますが、ATMやインターネットで手軽に借りられて手軽に返すことができ、気張らずに利用することができます。
緊急で数万円のお金が必要になった時、給料日前の数日間だけお金がない時などに利用することで、お金のやりくりの幅が広がるでしょう。
ここでは、クレジットカードを使ったキャッシングのやり方や注意点を学生向けに説明します。
学生はキャッシングできるの?
学生でもクレジットカードのキャッシングを使うことができるのでしょうか?
学生でもキャッシングできる!
学生であっても、クレジットカードを使ってキャッシングをすることができます。
しかしキャッシングを利用するためにはいくつかの条件があります。
まず、高校生は使えません。そもそもクレジットカードは原則高校生だと作ることができないため、当たり前ですね。
また、未成年の場合には親の同意が必要になります。
20歳以上の場合はキャッシング枠内であれば自由に借り入れできますが、19歳未満の場合は親の同意を得てから手続きをするようにしましょう。
審査が厳しい?
キャッシングを利用開始する際にも、クレジットカードの審査と同じように、審査が必要になります。
借金である以上、毎月支払いのクレジットカードよりも審査が厳しいと言われており、様々な条件があります。
まず、学生本人がアルバイトなどの収入を得ていることが必要です。
これは法律で決められていて、収入の3分の1までしか借り入れができないことになっています。源泉徴収票などの所得が分かるものをカード会社に提出しなければなりません。
加えて、クレジットの支払いを滞納していないなどの条件も必要になります。
カード会社からお金を借りるわけなので、過去に携帯電話などの定期的な支払いを滞納するなどしてカード会社からの信用がなかった場合、借りることはできないと思った方がよいでしょう。
キャッシング枠の確認の仕方
クレジットカードでキャッシングを行う際には、キャッシング枠を確認する必要があります。
キャッシング枠とは、クレジットの限度額と同様に、借り入れできる金額のことです。
確認のためには、クレジットカードが郵送されてきたときに同封されてきた資料や、クレジットカード会社のインターネットサービスを参照しましょう。
資料もなくインターネットサービスにログインもできない、という場合にはカード会社に電話をして聞きましょう。
基本的に学生の場合はそもそも設定をしていない(0円)か、設定されていたとしても3万円〜10万円に制限されています。
実際のやり方
キャッシングを実際に行うには、いくつかのやり方があります。
ATMを使う
すぐに現金が欲しい、という場合には銀行やコンビニにあるATMを使いましょう。
画面の「お引き出し」を選択し、クレジットカードをATMに挿入し、暗証番号を入力するとすぐに借りることができます。
しかし、コンビニのATMによっては借り入れに対応していない場合もあるので注意が必要です。
インターネットを使う
すぐ口座にお金が欲しい、という場合にはインターネットを使うやり方がオススメ。
24時間対応しているところも多く、また振り込みの手数料が無料になるなどのメリットがある場合もあります。
「”お手持ちのクレジットカードの名前” キャッシング インターネット」などと検索するとすぐ情報が手に入るでしょう。
また、インターネット同様、すぐ借り入れをしたいという場合には電話も使うことができます。
支払うときの方法
クレジットカードでのキャッシングは紛れもなく”借金”ですから、返済が必要になります。
返済には大きく分けて一括払いとリボ払いの二つの方法があります。
クレジットカードの場合と同じように、借りたお金を一括で返済するのが一括払い、定額で分割して返済するのがリボ払いです。
実際の返済のやり方はお金を借りるときと同様、ATMやインターネットを使いましょう。
キャッシングに潜む注意点とは
一見便利なクレジットカードのキャッシングですが、注意する点が多くあります。
金利が高い!
キャッシングは平均18%程度と金利が高く、返済までに時間がかかると利子がどんどんと膨れ上がります。
そのため、「できるだけ早く返済する」、「返済の目途が立たない場合は借りないようにする」というようなルールを決めておくことをおすすめします。
特に、リボ払いを使っていると利子がどんどん増えていき、最終的に大きな損失になる、ということも考えられるので注意が必要です。
カード会社が公式ホームページで返済の計画を立てられるようにしている場合もありますので、利用してみるのもおすすめです。
ポイントはつかない
クレジットカードと同じカードで借り入れができてしまうため勘違いするかもしれませんが、借り入れを行った場合クレジットカードのポイントは付与されません。
せっかくお得にポイントを貯められるのですから、出来るだけクレジットカードを使い、またクレジットカードの限度額を超えないような支出管理を心がけましょう。
借金に慣れてしまう?
学生だからお金に苦労しても仕方がない、と思うかもしれませんが、そういう人は社会人になってもお金のやりくりに苦労してカードローンや消費者金融に頼ってしまうことが多いのです。
学生時代に借り入れを多用して借金への抵抗がなくなってしまうと、大人になってから借金を繰り返し、多重債務になってしまう危険性があります。
そうなってしまった場合、クレジットカード会社からの信用もなくなり、また行政書士事務所などへの相談など、煩雑な手続きが必要になってきます。
あくまで緊急手段
1週間後給料日なのに急に大きなお金が必要になった!など、緊急にお金がない時にはキャッシングを利用すると上手にお金のやりくりができるようになります。
しかし、長期間借り入れを行って習慣になってしまうと、高金利のせいで返済ができなくなってしまうなどの問題が生じてきます。
そのため、確実にお金が返せる自信があり、なおかつ支払までの期間が短い、という場合のみ利用することをおすすめします。
両親や友達からお金を借りるのも1つ手段としては忘れてはいけません。
返済計画をしっかり立てて利用しよう
学生でも利用できるクレジットカードのキャッシング。
やり方も簡単で気軽に数万円のお金が手に入るためとても便利ですが、その使い方を誤ると大きな問題にもなりかねません。
利用する場合には、その注意点をしっかり理解したうえで、返済の計画をしっかり立ててから利用するようにしましょう。