クレジットカードのことを調べ始めると、知らない単語がたくさん飛び交います。その中でも特にピンと来ないのが「クレヒス」ではないですか？
この記事で、クレヒスとは何なのか、クレヒスの重要性、クレヒスのおすすめの作り方、などクレヒスのすべてが分かります。
クレヒスとは？
まず、クレヒスがなんなのかですよね。クレヒスは「クレジットヒストリー」の略です。
と言われても、ピンと来ないですよね。クレジットヒストリーというのは「クレジットカードの使用履歴」です。
あなたがいつから、どんなクレジットカードを持っていて、しっかりと返済しているか、などから信用力を表すデータです。これらを信用情報機関が収集しています。
信用情報機関とは？
信用情報機関は金融関係で、「いかにその人が信用ある人間か」のデータを収集し、判断する機関です。
国内ではCICや、JICCが有名です。
住宅ローンや、携帯電話の料金、賃貸契約、カードの審査状況などの様々なデータを集めています。そのデータの一つとしてクレジットカードの利用履歴を集めているのです。
クレジットヒストリーの重要性
クレジットヒストリーが、利用履歴だと分かっていただけたと思いますが、なぜ皆がそこまでクレヒスに注視しているのか分かりますか？
理由は、クレヒスがその人の信用力を示すからです！
人間世界は信用が第一です。クレヒスが悪ければ、クレジットカードが作れず、さらには住宅も借りられなくなる可能性があるのです。
信用力を上げるためには、クレヒスを良いクレヒスにする必要があります。
良いクレヒスを持っていれば、ゴールドカードやブラックカード、プラチナカードなどステータスの高いカードに申し込む事ができます。
悪いクレヒスと良いクレヒスとは？
信用力を表すクレヒスですが、中でも「良いクレヒス」は、その人の信用力が高い事を表します。
しかし、説明の都合上、「悪いクレヒス」から解説します。
悪いクレヒス＝傷ついたクレヒス
クレジットカードの引き落としが遅れたり、未払いが続くと、悪いクレヒスが残ります。これを「クレジットヒストリーに傷がつく」という言い方もします。
傷がついたクレヒスは、その人の信用力が無いことを表します。クレヒスが悪いと、次のクレジットカードの審査がめっちゃ厳しくなります。
カード支払いの踏み倒しという最悪の場合は、ブラックリスト入りして、数年間ローンやカード契約が出来ない状態に陥ります。
→→（参考）クレジットカードのブラックリストとは？載らないようにする方法とは
良いクレヒス
良いクレヒスは、料金引き落としを遅れずにおこない、未払いもしない。つまり普通に支払いをしていることを指します。これを傷がついていないクレヒスで、「ホワイト」と呼んだりします。
中でも、継続的にある程度の額を利用することで良いクレヒスを育てることが出来ます。
良いクレヒスを持っていると、カード審査にも通りやすくなります。
「よかったー、私はクレジットカード持ってないから、悪いクレヒスになりようが無い！」
そんな風に思っているゼミ生Aくんのような方はいませんか？そんなあなたは逆に要注意ですよ。
スーパーホワイトってなに？
クレジットカードを一度も作ったことがない人も危険です。
なぜなら、金融の信用力を育てていないからです。そんな人は「スーパーホワイト」と言われます。ゼミ生Aくんがこれに当たります。ホワイトすぎて悪いのです。スーパーホワイトは悪いクレヒスに属します。
学生のうちなら、スーパーホワイトでも良いです。しかし、30歳になってもカードを持ったことがないというと、これからローンやクレジットカードの審査で苦労します。
クレヒスが残る期間は？
良いクレヒスを持っていればいいですが、悪いクレヒスなら早くなくしたいですよね。
クレヒスは時間が解決します。人間同士の信用はそんなに甘いものじゃありませんが、クレヒスは寛容ですね。
悪いクレヒスは5年残ると言われています。
しかし、悪いの程度にもよります。一回支払いが遅れてしまったぐらいなら、すぐになくなりますし、審査への影響力も大きくありません。
カード会社を変えても意味ない
三井住友で、クレヒスに傷がついたから、JCBでカードを作り直そう！
度々の登場ありがとうございます。そんなのが通用するほど社会は甘くありません。
なぜなら、カード会社は信用情報機関にカード審査を任せています。つまり、悪いクレヒスはカード会社中に共有されています。さらに、住宅ローン業界にも共有されています。
いかに、クレヒスを傷つけないほうが良いか分かっていただけたと思います。クレヒスはしっかり育てる事が重要です。
良いクレヒスを育てる2つのポイントとは
クレヒスを育てていくことが大事ですが、クレヒスをうまく育てるにはどうすれば良いのでしょうか。
先程もちらっと書きましたが、良いクレヒスを育てるポイントが2つあります。
- しっかり期日に返済
- 毎月カードを利用する
1、しっかり期日に返済する
当たり前です。
使ったお金は、指定された日までに返す。これだけのことです。
これだけでクレヒスを育てられます。何年もこれを繰り返すだけで、信用力が上がっていきます。
めっちゃイージーですよね。
2、毎月カードを利用する
意外と見落としやすい2点目が「毎月」カードを利用することです。
1年に1回100万円の決済をするよりも、毎月5万円ずつ決済したほうが信用力が上がります。
この2つのポイントだけ気をつけていれば、将来ゴールドカード、ブラックカード、プラチナカードのインビテーション（招待状）が届くかもしれませんよ。
クレヒスに対する動詞って結構ブレがあります。クレヒスがあるというもの「ある・持つ」がありますし、良いクレヒスにすることを「磨く・育てる・築く・積み上げる」などといいます。
いろんなサイトによってブレがありますが、基本的に全部一緒です。難しいです。
今の自分のクレヒスを確認できる？
実は、あなたの現在のクレジットヒストリー情報、信用情報を確認することができます。
CIC（割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関）のHPから、スマホやパソコンで情報開示を利用するのです。
流れは以下のようです。
情報開示には、1,000円かかりますので、カード審査にことごとく落ちるという方はチェックしてみてはいかがですか？
学生のうちにクレヒスを作ることが大事
大学生のうちはクレジットカードが作りやすい属性です。収入がなくても審査に通ることもあります。しかし大学を卒業してしまえば、途端に審査が厳しくなります。
特に、フリーランスや自営業ではカードが作りにくいです。
学生のうちにカードを作り、クレヒスを育てていないと、将来信用力を高めにくいのです。
学生のうちからクレヒスを育てることが大事です。
