カードのブラックリストとはどういうものなのかご存知でしょうか。
1度載ってしまうと、人生の設計プランが大幅に崩れてしまう可能性があります。
そして、ブラックリストには意外と簡単に載ってしまいます。今回は、ブラックリストに載ってしまう条件を踏まえて、載らないようにする方法を紹介していきます。
ブラックリストに載るとは?
「ブラックリストに載る」ということはどういうことでしょうか。
そもそも、「ブラックリスト」とはどのようなものなのでしょうか。
大前提として、実態としての「ブラックリスト」は存在しません。
あたかも、ブラックリストに載ってしまったかのようにクレジットカードや、住宅ローン、カードローンなどが契約できない状態のことを指します。
ブラックリスト情報は筒抜け!
では、なぜ他の会社にまで情報が流れているのでしょうか。
実は、会社ごとに利用者の利用履歴を共有しあっています。そのため、滞納や未払いなどが合った場合、違う会社にもそうした情報が筒抜けになってしまっているのです。
ブラックリストに載ってしまう条件
ブラックリストに載ってしまう条件がいくつかあります。まとめて紹介していきます。
支払いをしない・できない状態が続く
1つ目に、カードの利用金額や消費者金融で借りたお金を支払わないことです。
数日遅れたくらいではブラックリストに載ることはありません。人ですから過ちを起こすこともあると思います。
企業側も少しのミスや過ちは見逃してくれます。
しかし、仮にキャッシングで借りたお金やクレジットの利用金額を2か月以上滞納した場合、まず新しくお金を借りることはできないと考えてください。
何も連絡しない場合は自宅に督促状が届くこともありますので、必ず連絡をしてください。そして、返済プランをしっかりと組むようにしてください。
そうした、連絡の有無が今後の将来に関わっていきます。
自己破産した場合
2つ目は、自己破産や任意整理などの債務整理をおこなった場合です。
積もりに積もってしまった借金が、もう返済できない!と返済することを法的に放棄したことを言います。
もちろん、自己破産は法的に認められている権利であり、誰でも行使することできます。しかし、大きなリスクが伴うことを忘れないでください。
お金を貸した会社側からすると、貸していたお金が2度と帰ってはこないのです。つまり、大損したことになるのです。
1度自己破産を宣告した人は、社会的な信用が一切なくなります。カードが作れなくなるどころの騒ぎではありません。
まず、住処さえ見つけるのに大変苦労するのです。当然ですよね。大家さんからしても、家賃を払ってくれなさそうな人に家を貸したいとは思いません。
カードの多重申し込みした場合
3つ目が、闇雲に手あたり次第クレジットカードを作った場合です。
一般的に、クレジットカードを短期間に何枚も作る必要はないといえます。
学生も、新しくクレジットカードを作った時にもらえる特典を目当てに、クレジットカードを大量に作ろうとする人が増えています。
こうした行為を繰り返し行っていると短期的ではありますが、ブラックリストに載ってしまいます。
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忘れやすい携帯料金と奨学金
携帯料金も大事な契約
携帯料金とクレジットカードの関係性があまり無いように感じますが、密接な関わりがあるのです。
なぜなら、携帯電話料金の支払いも契約の一つだからです。
きちんと、定められた額を期日以内に収められないということはその人自身の信用にかかわってきます。
最も身近な契約だからこそ、カード会社側も目をつけるのです。しかも携帯代金は支払っていることを忘れがちになってしまうので、気づいたら支払い口座にお金がなかったなんてこともあります。
この人は信用出来る人かどうかの判断材料に大いに利用されていることを胸に刻んでおいてください。
奨学金もしっかり返済すること
大学の奨学金も同じです。
給付型でしたらさほど気にすることはありませんが、貸出型の場合は、期日に返さなければなりません。
支払いが著しく遅れた場合は、他と同じようにブラックリストに載ると考えていただいた方がよいでしょう。
ブラックリストから削除されるには
ブラックリストから削除される方法は、時間が経過するのを待つことしかありません。
よくある過ちが、「借金などをすべて返還したらブラックリストから外される」という考えです。
友達を傷つけてしまうとなかなか関係を修復するのが難しいというのと同じように、信用も失うのはあっという間ですが、回復するのは極めて難しいです。
最低でも5年間はブラックリストに載ってしまいます。
その間には不自由な生活を強いられてしまいます。ローンが組めないために、まず住む家がなかなか決まりません。住宅ローンが組めないからです。また、車を買うにもローンを組むので、車すら持つことができません。
このように、何をするにも信用が無いがために自由に暮らしていくことさえ難しいのです。
つまり、ブラックリストに載ってしまうと人生が大きく変わってしまう可能性があるのです。
ブラックリストに載らないため、お金は計画的に!
クレジットカードのブラックリストに載ってしまうと様々なことで支障をきたしてきます。
そうはならないように、しっかりと金融に関する知識を身に付けることが必要になっていきます。
特に、学生さんは、初めてクレジットカードを持つ人がほとんどだと思います。持つことはいろんな意味で人生の幅を広げることができますが、責任が付いて回るということも心がけていただきたいと思います。
いいものにはかならず裏があります。しっかりと、理解したうえで使うように心がけましょう。そして、ブラックリストには載らないようにしましょう。