海外旅行に行く際は、クレジットカードでの支払いが一般的です。街の市場でもカードが使えるなんてこともザラにあります。
クレジットカード決済なら、現地通貨にわざわざ両替せず、現金と違って盗難されても保険が適用され、しかもスピーディーに支払えるのでとっても便利ですが、学生があまり知らないうちにお金がかかっています。
それが海外手数料なのです。海外で利用するとレートなどの関係で手数料がプラスでかかります。
今回はその海外手数料について、どうすれば海外手数料をお得にやり過ごせるのか、いかに手数料を抑えるかを紹介します!金欠学生におすすめの記事となっております!
クレジットカードを海外で使うと海外手数料がかかる
上述しましたが、海外でクレジットカードを利用すると、海外事務処理手数料などとよばれる手数料が1.5~2.0%ほどかかります。
現地通貨から日本円に換算され手数料がかかる
海外手数料は、為替レート関係で取られるものなので、現地通貨から日本円に換算される時に請求されます。
アメリカに行き、手数料が1.6%のクレジットカードで100ドル分買い物するとします。
手数料は100×111.84(ドル円レート)×1.6%=17.8円かかります。
大したことないですね。しかし、買い物額が大きくなっていくとその手数料で痛い目を見るようになります。
手数料はカードとブランドによって様々です。海外でたくさん買い物をしたい学生なら、手数料が安いクレジットカードを選んだほうが得ですよね。
カード別に上乗せされる手数料が異なる
実は海外手数料はカードとブランドによってそれぞれ異なります。節約したい学生はそれを視野に入れてカードを選ぶのがおすすめです。
主要カードと主要ブランドで海外手数料をまとめてみました。
VISA | JCB | MasterCard | |
---|---|---|---|
楽天 | 1.63% | 1.63% | 1.60% |
JCB | なし | 1.60% | なし |
三井住友 | 1.63% | 1.63% | なし |
エポス | 1.63% | なし | なし |
オリコ | 1.63% | 1.63% | 1.60% |
セゾン | 1.63% | 1.63% | 1.63% |
MUFG | 2.00% | 2.00% | 2.00% |
ライフカード | 2.00% | 2.00% | 1.63% |
イオンカード | 1.60% | 1.60% | 1.60% |
イメージは浮きにくいですが、1.60%~2.00%の海外手数料が取られるのです。
違いは0.4%です。1万円利用しても40円の違いです。(微々たるものですよね)
ちなみに基本的に海外では、カード払いを頼んでも、現地通貨払いか、日本円払いか聞かれますが、絶対に現地通貨で支払うのがお得です!
(参考:【現地通貨?日本円?】海外のクレジットカード支払いはどっちが得か)
海外通販でも手数料が取られている
学生が大好きな通販。最近は海外のサイトを利用して買い物する学生も増えてきましたよね。
実は、海外通販でも先程説明したような海外手数料がかかっています。これ意外と知らなかった方が多いですよね。まず、送料が高いのでそっちに目が行ってしまいますが。
ゼミ長は海外のサイトで2,000円の靴下を買おうとしたら、送料が6,000円かかるといわれました。泣く泣く諦めました。それを考えると海外手数料なんて微々たるものだと思ってしまいます。
海外キャッシングを使えばお得の場合も
少し話が脱線しましたが、海外旅行中にカードを利用すると海外手数料が発生します。
それをいかに避けるかを考えました。その1つの方法が海外キャッシングを利用するものです。
海外キャッシングを知らない学生はこちらをチェック!キャッシングって悪いイメージがあるけれど実はお得に使えます!
→学生こそ知らないと損する!海外キャッシングのやり方やポイントを紹介
キャッシングはATMの手数料と利息がかかる
通常のカード払いだと、為替レート関係で海外手数料が取られると解説しました。一方でキャッシングではATM手数料と利息がかかります。
ATM手数料は1万円以上の利用で200円、1万円以下の利用は100円かかります。
利息はキャッシング機能を利用するなら避けられないもので、多くは年率18.0%に設定されているところが多いです。1万円を1週間キャッシングで借りると10000×0.18×7/365=34.5円の利息が発生します。
海外ATM手数料がかからないクレジットカード
ATM手数料はカードによってはかからないものもあります。学生が利用する機会があるカードで、ATM手数料がかからないカードをまとめてみました。
- JCBカード
- セディナカード
- MUFGカード
- ジャックスカード
JCBカードといってもJCBのプロパーカードでなければいけません。楽天カードをJCBで作ったなどではだめなのです。
JCBでおすすめのカードはこちらから
▶学生におすすめJCBカードを厳選紹介!JCB発行のクレジットカードの魅力を徹底解説
セディナでおすすめのカードはこちら
▶大学生もゴールドカード!セディナゴールドカードの圧倒的な魅力とセディナカードゴールドとの違いも解説
MUFGでおすすめのカードはこちら
▶年会費1905円で学生も発行可能なMUFGカードゴールドを徹底解説!
ジャックスでおすすめのカードはこちら
▶学生はポイント最強還元REXカードで本当にいいの?徹底解説して答えを出す!
キャッシングの方がお得な場合はどんな時?
通常通り、海外でカードを利用して海外手数料を取られるのと、海外キャッシングを使って利息を取られるのでお得なのはどちらで、どんな時なのかを検証します。
海外手数料は常に1.6%、キャッシングはATM手数料がかからないカードで、利率が18.0%でX日借りると仮定します。
その場合1.6%>18.0%×X/365という式になり、これを解いていくと、X<32.44となります。
キャッシングで借りる日数が32日より少ない日数なら、キャッシングで借りる方がお得になります。33日以上借りる場合は、通常通りカードで買った方がお得です。
ATM手数料がかかる場合には、普通にカードで払った方がお得です。
学生が海外でお得に買い物出来るクレジットカード
最後に、手数料を差し引いても学生が海外でお得に利用できるクレジットカードを紹介します。
学生専用ライフカード
学生限定特典が充実しているこちらのカード。海外の利用分の5%がキャッシュバックされます。今まで1.6%ほどで頭を悩ませていましたが、5%も戻ってくるならこっちの方がお得です。
保険も学生限定で最大2,000万円まで自動付帯するので、海外で利用するならおすすめです。