海外旅行に行くなら必ずと言っていいほど必要になるクレジットカード。現地通貨に換金いらずで、いちいちレートを気にせずにお買い物できます。
しかし旅行にハプニングは付き物。特にクレジットカードを紛失してしまうとキツイです。そんな紛失して緊急性を要しているアナタのためにさっさと説明始めますね。
1 あ、ない!すぐにカード会社に連絡
クレジットカードの紛失に気づいた時にすること1つ目は「カード会社への連絡」です。
カード会社に連絡する理由は2つあります。
カードの利用停止
1つ目の理由がカードを止めてもらうためです。紛失・盗難の場合は誰かに不正利用されてしまう可能性があります。それをいち早く防ぐためにカード会社に連絡してカードの利用を止めてもらう必要があります。最短30分ほどで利用が止められます。
また、ほとんどのカードには盗難補償が付いていて盗難時の不正利用を保証してくれますが、この連絡が遅れると保証が下りない可能性があります。その目安は60日とも言われますが、絶対に早めに連絡しましょう。
カードの再発行
2つ目の理由がクレジットカードを再発行してもらうためです。多くのカードは紛失時の再発行が可能です。再発行と言っても緊急用で仮のカードであり、帰国した際に再度作り直すことが必要になります。手数料等かかる場合がありますが残りの日程や、日本での利用を考えて再発行してもらうのが良いでしょう。
カードはおよそ2,3日で滞在先に届くようになっています。しかし中には即日でカードの緊急再発行をおこなっているカード会社もあります。三井住友やJCB、アコム等がそれに当たるようです。
海外カード会社に連絡する際にはカードの番号が必要ですが、最後にまとめて説明します。
2 現地警察に紛失・盗難届けを出す
カードを紛失したときは、現地の警察に紛失・盗難届を提出する必要があります。
これはカード自体の紛失とは直接関係ないですが、カード以外のもの(商品やカメラ、バッグ等)も盗まれた際に携行品保証としてカードの保険が下ります。携行品の保証が受けられる条件に盗難証明書や事故証明書を発行してもらうことが挙げられます。それらを手に入れるため現地の警察に盗難届を出さなければいけないんですね。
ちなみに”I’d like to report a theft.”と言えば対応してくれます。読み方は「アイドゥライクトゥ リポート ア スィフト」ですね。証明書の発行などはreport、盗難はtheftです。ぜひチャレンジしてください。
事前に絶対にやっておくべきことは
以上が実際に紛失した時に行うべき行動ですが、そんなことに巻き込まれる前に絶対にやっておくべき事が2点あります。
カード番号を控える
カードの番号をがわからなければカード会社に連絡しても取り合ってもらえないことがほとんどです。情報がないからです。
カード番号がわからなければ何も再発行もカード停止もできないと思ってください。必ず覚えるか控えるかしましょう。
カードの裏面にサイン
カードの署名に関しては盗難保証の際に裏面のサインがないと保険が下りないことがあります。不正利用者が名前を書いてしまえばその不正利用分は自己負担になってしまう場合も多いです。
またサインなしのカードの利用を断る権利がお店側にあります。絶対に事前にサインをしてください。ちなみに海外で使うからといって英語で書く必要もありません。何でも良いのです。
事前にやっておくと良いことは
絶対とまではいかないけれど、やっといたほうが良いことを4つご紹介します。
利用限度額を確認しよう
1つ目が、利用可能額を確認することです。海外旅行のチケットを買ったり、ホテル代を払ったり、いいレストランに行ったりするとカードの利用額が上限まで到達してしまうことがあります。
どのくらいまでなら使えるのかを事前に確認しておくべきでしょう。
利用限度額を一時的に増額しよう
2つ目が利用額を一時的に増額することです。利用可能額を確認して、不足だと考えた場合には一時的な増額の申請をすることをおすすめします。
審査は必要ですが、クレジットカード頼みで現金をあまり持っていかなかった結果、大失敗することを避けることができます。しかもその審査も通常の増額審査よりも難易度が低いと言われています。
海外のキャッシングサービスを設定しよう
3つ目が海外キャッシング枠を設定しておくことです。海外でも現金が必要なときはもちろんありますよね。そんな時、この海外キャッシュサービスに設定しておけば、現地のATMから現地通貨を引き出すことができます。
更に場合によっては空港や両替商で換金するよりもレートがいい場合があり。しかしこのサービスは事前登録が必要なので事前にやっておくことをおすすめします。
カード会社の緊急窓口番号を控える
4つ目がカード会社の紛失等の窓口の電話番号を控えておくことです。実際紛失したと思ったらすぐにカード会社に連絡したほうが良いので事前に調べておくのが良いでしょう。24時間365日アナタの”もしも”に対応してくれます。
クレジットカードのその他のトラブルを防ごう
海外では言葉が伝わらないことを良いことに支払いを強要したり、ニセの警察官にクレジットカードを盗まれる、スキミングされる等の事件もあるようです。人にむやみにカードを触らせない、自分の見えるところに置いておかせる等、日本とは違う事をしっかり理解して対策しましょう。
カード紛失の際にはこの記事を読んで落ち着いて行動しましょう。