皆さん、クレジットカードって知っているようで、よく知らないですよね。
仲間内でカードの話をするときは、ちゃんと基礎知識を知っているだけでお金に対してしっかりとした知識があり信用できると思わせる事ができます。
今回はクレジットカードの仕組みに関する基礎的な知識を共有します。3分間でしっかり学んでおきましょう!
まず、クレジットカードって何?
クレジットカードとは個人の銀行口座と紐付いていて、それで支払いができるというものです。ただのカードに支払い能力を与えて良いものなのか、と思う学生さんもいらっしゃいますよね。それがクレジットカードという名前に現れています。
クレジットカードのcreditは「信用」という意味の単語です。信用で支払いが出来るのがクレジットカードなのです。逆に言うと、信用のある人だけが利用を許されたサービスなのです。
職業や給料、家族構成、持ち家の有無など多くの視点で信用力を測ります。
クレジットカードの決済の仕組みは?
クレジットカードの基礎的な知識はあっても、決済の仕組みがどうなっているかは、意外と知らないのではないでしょうか。それでは知識があるとは言えません。わかりやすく図解してみたので、見てください。
- カードユーザーが商品を購入すると、カードの個人情報がカード加盟店のもとに渡ります。
- カード加盟店はそれをもとにカード会社へ支払い請求をします。
- 支払い請求を受けたカード会社は、本人の口座から利用代金を引き落とします。
- 引き落としを利用明細として、カードユーザーに伝えます。
これがクレジットカードの決済の仕組みです。
カードユーザーとは?
カードユーザーとは我々のことです。この記事では消費者とも書いています。
クレジットカードを保有しているカードユーザーは、カードブランドの加盟店でのみカードでの支払いをすることが出来ます。
カード加盟店とは?
ここでいうところのカード加盟店とは、特定のブランドで支払いが可能な店舗のことを示します。
加盟するか否かはその店舗がブランド毎に決めることができます。なので、JCBでは支払えるけど、MasterCardでは支払えないということがあります。
カード会社とは?
カード会社はカードを発行している会社です。カードユーザーの口座情報を持っていて、ユーザーが利用した分だけそこから引き落とします。引き落とした分でカード加盟店へ支払います。
カード会社は、クレジットカードの仕組みの利用料として、手数料を取ることで成り立っています。
(▶▶参考:クレジットカードのブランドって何が違う?おすすめの選び方とは?!)
仕組みから見るカードユーザー・カード加盟店・カード会社のメリットとは?
これでカード加盟店、カード会社にはどのようなメリットがあるのでしょうか。クレジットカードという仕組みがずっと続いている理由を明らかにします。
カードユーザー(消費者)のメリットは?
カードユーザーが得られる1番のメリットは、その時点で現金を保有していなくても商品が買えることです。先程も説明しましたが、信用で成り立っている関係です。
その他にもカードを持つメリットという意味ではたくさんありますので、後ほど紹介します。
カード加盟店のメリットは?
カード加盟店としては、買ってくれる人がその場でお金を持っていなくても商品を買わせることが出来ます。
また、カード払いでは消費者が現金を見ないので、金銭感覚が狂いやすいです。我々消費者は財布の紐を締めないといけないのですが、カード加盟店にとってはメリットですね。
カード加盟店のデメリットは?
消費者がカードを使って買い物をたくさんしてくれるので、カード加盟店としては良いことばかりのように思えますが、実はそんなこともありません。それが高い手数料のせいです。
クレジットカードのシステムを利用すると、カード会社に手数料を払わなくてはいけません。手数料はカード会社によっても違うのですが、手数料は多くの店舗でお店負担です。しかし中には消費者負担にしている店舗もあります。たまに服屋でセールがあっても、「現金払いに限る!」と銘打っている店舗があるのは、手数料のせいです。
カード会社のメリットは?
カード会社はお金を回しているだけで、手数料が入ってくるシステムを作っています。手数料で儲けています。
しかし、丸儲けというわけではありません。毎日不正利用の可能性がないか、システムの不備はないかをずっと監視しています。
カード会社のデメリットとは?
カード会社にもデメリットはあります。それが踏み倒しです。信用商売でやっているクレジットカード会社にとって、代金を踏み倒されてしまうとその分がまるごと損失になってしまいます。
カード会社もそうならないように、カード限度額の設定などで上手く損失が少なくなるようにコントロールしています。
ここで、「踏み倒しってありなんだ!」って短絡的に思ってしまった学生さん!踏み倒すとブラックリスト入りして、2度とクレジットカードが作れなくなったり、住宅ローンや自動車ローンが組めなくなります。絶対やめましょう。
学生でもクレジットカードを持つメリット
クレジットカードの仕組みを学んだら、カード払いだと現金を持っていなくても、買い物ができることがわかりました。
しかし、学生のうちからカードを持つメリットは他にもありますので、紹介します。
学生も利用できるサービスが充実
カードユーザーのみが利用できるサービスがあるのもクレジットカードの魅力です。例えば、ホテルが安くなったり、レンタカーやカラオケが割引になったり、ラウンジが使えたり、様々なサービスがあります。
また、旅行保険や、海外での相談デスクもあるのでクレジットカードを持っているだけで安心して海外旅行に行けるのです!
海外で現金がなくても大丈夫!
安心して海外旅行に行けると前述しましたが、海外でも現金と同じように使えるのが本当にありがたいです。いちいち現地通貨に両替しなくても、カードなら全世界で支払いが出来ます。しかし、ブランドによっては海外で使える店舗が少ない場合もあります。特にJCBは海外では使える店舗が少ないです。
また、海外旅行中はクレジットカードを信用の証として扱う事が多く、レンタカーやホテルを借りる時には、カード払いがマストというところもあります。
使うだけでポイントが貯まる
クレジットカードを使って支払えば、現金払いと違ってポイントが貯まります。多くのカードは還元率が1.0%程なので、利用分の1%がポイントとして返ってくるのです。
これはお得だし、カードユーザーの多くがポイント還元率を意識してカードを利用しています。
現金よりも安心して利用できる
「クレジットカードは、盗まれたら大変、なくしたら使われてしまう」と危険なイメージを持っている学生は意外と多いです。
結論からいいますとカードは現金よりも安心です。
それは、カードには盗難保証が付いているからです。盗難などで不正利用された場合には、手続きを踏めばカード会社に負担してもらえるのです。また、不正利用の監視も24時間おこなっていますし、現金よりも安心して使えるのです。
クレジットカードの仕組みを知ったら作ろう!
クレジットカードの仕組みから、メリットまで解説しました。
クレジットカードはカードユーザー、カード会社、カード加盟店がカード情報を軸に回っているという仕組みでした。
仕組みがわかったら、次のステップはクレジットカードの作成ですね。