クレジットカードを作る上で、年会費が無料だったり、ポイント還元率が高かったりなど気になることはいろいろありますが、中でも旅行保険がついていることもとても大事ですね！
万が一のときの多額な治療費に備えるためにも、1枚は保険付きのカードを持っておくと心強いですよね。
もちろん事故やケガの保険はみなさんもご存知でしょうが、航空便の遅延を補償してくれるクレジットカードがあることはご存知ですか？
ここでは、国内での航空便遅延補償保険付きのカードについて説明していきます。また、学生でも保険付きのカードは作れるか？という疑問にもお答えします！
4種類の航空便遅延保険を解説
航空便遅延保険には4種類の補償があります。
- 乗継遅延費用
- 出航遅延・欠航・搭乗不能費用
- 手荷物遅延費用
- 手荷物紛失費用
それぞれの補償には適用条件や保証の内容が細かく設定されているため、事前に確認していきましょう！
乗継遅延費用補償とは
こんなに漢字を並べられたら、理解する気が失せるかもしれませんね。簡単に言うと、飛行機が遅延して乗り継げなかったときのあれこれに対する保険です。
乗っていた便の到着が遅れたため、乗り継ぐ予定だった便、またその代替便に4時間以内に搭乗できなかった場合に補償されます。
日をまたぐ場合には、食事代のみならず、宿泊代金も補償してもらえるので、心強いですね！
出航遅延・欠航・搭乗不能費用補償とは
これも呪文のようなので、簡単に言うと、欠航したらお金を払ってくれるものです。
搭乗予定だった便が遅延や欠航で、出航予定時刻より4時間以内に代替便に搭乗できなかった場合の補償です。
季節によって台風や雪などで4時間以上遅延や欠航するケースは国内線でも十分起こりえるので、海外に行かないからと言って油断してはなりません。
しかしこの場合、補償されるのは食事代のみとなることが多いようです。
手荷物遅延費用補償とは
手荷物遅延費用という補償があり、航空便が到着してから6時間以内に手荷物が到着しなかった場合に適用されます。
補償の対象となるのは、手荷物の到着の遅れによって発生した衣類や生活用品の購入費用です。
到着して6時間経っても手荷物が届かなかったら、服やコンタクトを買ってもいいんですね。
手荷物紛失費用補償とは
最後に、手荷物紛失費用補償。中国語のように感じてきました。これは、到着から48時間以内に手荷物が運搬されなかった場合に適用される保険です。
到着後96時間以内に購入した衣類や生活用品の購入費用が対象となる保険です。
紛失したとはいえ、各カード会社が定めた金額内でしか補償してもらえないため、無くしたくない貴重品などは必ず機内持ち込みしましょう。
国内航空便遅延保険が付帯するカードはこちら！
国際航空便遅延保険が付帯するクレジットカードはたくさんありますが、国内線の遅延保険が付帯している、となるとその数は一気に減ります。
基本的にはゴールドカードやブラックカード、そのクラスのランクのカードばかりになります。
例として、ラグジュアリーカード（チタンカード）、JCBゴールドカード、dカードGOLD、Orico Card THE WORLDなどがあります。
それぞれのカードでどの程度の補償があるのかは異なりますが、これらのカードは大抵はステータスカードとして、国内航空便遅延保険がついているのみならず、旅行傷害保険や、国内空港ラウンジやプライオリティパスが付帯しています。
さまざまな旅行関連の特典が付帯されているので、よく旅行に行くという方は、一枚手に持っていると非常に便利ですが、「学生でも持てるのか」というところです。
学生でも航空便遅延の国内旅行保険がつくカードを持てる？
さて、みなさんも気になる気になる学生でも国内航空便遅延保険つきカードが作れるか、という点ですが、残念ながらほとんどのカードは20歳以上で一定以上の安定した収入があるのが前提のため、学生のうちは厳しいかもしれません。
国内旅行保険がついているカードは、三井住友VISAクラシックカードA （学生）がありますが、国内航空便遅延までは補償されません。
将来はゴールドカードで遅延も補償！
まとめとして、国内航空便遅延補償があるカードは一枚持っていると、突発の事態に備えることができ、心強いです。
しかし、ほとんどのカードがゴールドカード以上のランクなため、学生のうちはなかなか作れるカードがなく、持つことが厳しい状態です。
今は補償が付帯されていないカードを使って良好なクレジットカードヒストリーを作っていくことが、収入が増えた将来の航空保険付きカードへの近道かもしれませんね！
加えて、ゴールドカードなどのステータスカードを持つことは、各種保険以上にお得なことがたくさんあります。将来的には、飛行機遅延保険を目当てにゴールドカードを持つというよりかは、マイルやステータスを重視してゴールドカードを持って、航空便の遅延も補償できたらお得！というスタンスでいると良いかもしれませんね！
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