学生さんを始めとして、初めてヨーロッパへ旅行する方が気にするべきなのは観光地や航空機のチケット情報だけではありません。クレジットカードについて調べるのが重要です。特にクレジットカードを作ったことのない学生さんは、これを機にクレジットカードを必ず作らなくてはいけません。
今回は基礎的なヨーロッパのクレジットカード事情や、注意点、更にはヨーロッパ旅行にオススメのクレジットカードもご紹介します!この記事を読んでヨーロッパ旅行のためのクレジットカードを作りましょう!
カード社会のヨーロッパ
ヨーロッパの国々は日本よりクレジットカードでの支払いが一般的です。ほとんどどんなお店でもカードでの決済が可能で、レストランでも99%使えるといわれています。本当に地方の小さい店でない限り基本クレジットカードが使えます。現金を多く持ち歩くのは防犯上良くないので、足りなくなったらATMで引き出すキャッシングサービスを利用しましょう。キャッシングサービスを利用すると銀行や空港で換金するよりもレートがいいのでおすすめです。
電車の切符もクレジットで買える!
ヨーロッパでは電車の切符もクレジットカードで買えるのです。券売機にカードを入れて、暗証番号を入力するのです。クレジット払いではいちいち現地通貨に両替する手間や手数料を考えるとクレジットカードで払うほうがお得でしょう。日本ではなかなか見ないですし一度体験されてはいかがでしょう。
チップもクレカで払える!支払い方とは?
また、海外でお馴染みのチップもクレジットカードで払うことが可能です。食事のあと伝票を確認して、チップを自分で書くタイプの伝票の場合はそこに書く必要があります。チップに当たるchargeなどがすでに書かれている場合は必要ありません。クレジットカードを渡し、請求書の額とチップの額、料理の額を確認しサインしましょう。
また、国によってはチップを払わないところもあります。フランスなどはチップが失礼に当たるようですので、実際に行く国のチップ事情を調べてから行くべきでしょう。
ちなみに現地通貨か日本円かを選択できると言われたら、絶対に現地通貨を選択したほうがお得です。詳しい理由はこちらの記事で⇒⇒【現地通貨?日本円?】海外のクレジットカード支払いはどっちが得か
身分証やデポジットとしてのクレジットカード
海外旅行においてクレジットカードは身分証としての役割を果たすこともあります。クレジットカードは一定の信用がないと持てないので、初対面の外国人を相手にするときには、パスポートと並び身分証をとしての役割を持ちます。
身分を証明することなんてないと思う方でもクレジットカードはデポジットとして大きな役割を果たします。デポジットとは保証金であり、ホテルでは宿泊の際に前払い金として求められます。その時にクレジットカードがないと信用できない人物と見なされ、現金で宿泊代金を上回るデポジットを求められることも多いです。
レンタカーの場合にはもっと顕著で、クレジットカードがないと車を貸さないという会社も多くあります。これらはヨーロッパに関わらず海外旅行全体に当てはまるものです。
ヨーロッパでの注意点
ヨーロッパでのクレジットカード事情について解説してきました。ヨーロッパでは現金よりもクレジットカードが主流ということが わかっていただけたと思います。ここからはヨーロッパでのクレジットカードの注意点について解説します。実は日本で主流のあるカードブランドではほとんど使えないことがあるのです。
JCB使えない
日本では一番人気を誇るJCBブランドですが、海外では使えないこともしばしば。特にヨーロッパではJCBが使えない事が多いです。ロンドンやパリの有名なレストランやホテルなどでしか使えないと思っておいたほうが良いです。
ヨーロッパで一般的なのは国際ブランドのVISAやMasterCardです。ヨーロッパに持っていくならその二つのどちらかを選びましょう。
ICチップついてる?
クレジットカードの文化がいち早く生まれたヨーロッパでは、スキミングなどの犯罪もいち早く生まれました。スキミングの被害を防ぐために開発されたのがICチップです。カードに付いている銀のシールです。ICチップがないカードは偽造の可能性があるとされ、取扱してもらえないこともあります。
しかし今からカードを作るという方は、最新のカードにはどれもICチップがついているので特に意識する必要はありません。
保険の充実は大事
これは海外旅行用クレジットカード全体に当てはまることですが、保険の充実は大事なポイントになります。海外の医療費は日本での医療費より数倍高いです。外来初診だけで一万円弱かかりますし、救急車を利用するのにも数万円と費用がかかります。盲腸になった場合、救急車と初診料、手術料、入院代などでもろもろ100万円近くかかります。しかし海外旅行保険が付いているクレジットカードを持っていればこれらの出費をカバーできます。保険にもいくつか種類があるのですが気にするべきなのは、疾病保険や障害治療の保険です。保険が最大数千万円!と謳っているものは死亡時や重度の後遺症が残る場合であり、実際に利用頻度が高いのは病気やケガです。そこに注力した保険が必要です。
ヨーロッパ向けのカードの条件をまとめると
ヨーロッパ向けのクレジットカードについて解説しましたが、重要な点をまとめると、
- 国際ブランドはVISAかMasterCardにすること
- ICチップが付いているものを選ぶこと
- 病気やケガへの保険が充実している
以上の3点です。次の章ではゼミ長自らこの条件と合致するオススメカードをご紹介します。
ヨーロッパ旅行にオススメのカード3選
お待たせしました。ヨーロッパ旅行に行く方へオススメのカードを3つご紹介します。
学生専用ライフカード
VISAで発行できるこの学生専用ライフカードは、誕生月にポイント還元が3倍になるカードです。年会費無料でありながら旅行保険は疾病、傷害治療の保険が最大200万円と充実しています。楽天カードの場合、クレジットカードで旅行費用を支払った場合にのみ保険が適用される利用付帯ですが、このライフカードならいつでも適用される自動付帯です。更に海外でのクレジットカード支払いでポイント5倍還元になります。利用可能限度額は低めの10~30万円です。
楽天カード
最近有名になってきた楽天カードです。ブランドもVISAを選ぶことができますし、年会費は永年無料です。こちらは18歳以上なら誰でも申込みが可能です。疾病、傷害治療の保険が最大200万円が利用付帯で付いてきます。
学生専用の楽天カードアカデミーも用意されていますが、利用可能限度額が10~30万円と低く、旅行向けのサービスの充実はないので一般の楽天カード(利用可能限度額~100万円)をおすすめします。
三井住友VISAクラシックカードA学生
こちらのカードは三井住友から出されているVISAカードで、学生のみが利用することができます。もちろんICチップも付いていますし、疾病、傷害治療の保険も最大100万円です。年会費は250円ですが、保険が自動付帯です。
ヨーロッパ旅行に安心のクレジットカードを作ろう
いかがでしたか?ヨーロッパのクレカの知識、必要な条件、オススメのクレジットカードについて理解できたと思います。利用可能限度額と保険のバランス。ほかにも付帯条件、他のポイント還元率、様々な角度から自分に適したクレジットカードを選んでみましょう。