デビットカードという言葉は、多くの方が一度は耳にされたことがあると思います。
デビットカードとは、簡単に言ってしまえば、支払い機能のついた銀行キャッシュカードです。
三井住友銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、横浜銀行、りそな銀行などほとんどの銀行が発行するデビットカードには支払い機能がついています。
銀行口座からの直接引き落としであるため、使いすぎてしまうことがないという利点があります。
では、デビットカードを作る際に必要なことはなにか?
作り方や用意するもの、注意点などについてわかりやすくご説明いたします。
デビットカードはどこで申し込める?
デビットカードを発行している銀行はたくさんあります。
先ほど紹介した銀行以外にも、楽天銀行や三菱UFJ銀行、千葉銀行、京都銀行などみなさんが知っている、また聞いたことのある銀行のほとんどがデビットカードの発行・サービスを提供しています。
まずは、申込み方法を3種類紹介します。
銀行窓口で発行する
まず最初が、銀行に来店してデビットカードを作る方法です。
銀行窓口で、「デビットカードを作りたい」という旨を伝えると、担当者と面と向かって手続きを進めることができます。
担当者のわかりやすい説明付きで手続きが可能なので、スマートフォンなどからの手続きが苦手な方や不安がある方には、銀行窓口からの申込みがおすすめです。
スマホアプリから申し込む
最近は店舗に直接行かなくても、スマートフォンのアプリから口座の開設やデビットカードの申込みが可能です。
手続自体も難しくなく、ガイドに沿って手続きを進めるだけなので、とても簡単でかつ便利な方法です。
まず、お持ちのスマートフォンでアプリストアから申し込みしたい銀行のアプリをインストールします。
そして、デビットカード申込みというページ(アプリによっては開いた画面がすでに申込画面となっているものもあります)から手続き画面に進み、申し込み手続きを進めることができます。
銀行に行く時間がないという人、おすすめの方法です。
ウェブサイトから申し込む
先ほどのアプリからの申し込みに似ていますが、ネット環境があればホームページからの申込みも可能です。
利点もほぼアプリからの申込みと同様、ガイドに沿って手続きを進めることで簡単にできる、ということ。
しかし、ウェブページに保存機能がない場合、申し込みを途中でやめてしまうと入力した情報が消えてしまう可能性があるので、注意が必要です。
学生がデビットカード発行のために用意するものは?
「デビットカードなんて作るには必要なものも多くてめんどくさいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、デビットカードに必要なものはたったの2つだけなのです。
- 身分証明書
- 申込先の銀行口座
多くの銀行ではデビットカードの発行に16歳以上などの年齢制限を設けています。
そのため、身分証明書の提示が必要になります。
また、申し込みする銀行によっては印鑑を必要とするところもあります。
銀行窓口での申し込みを考えている人は、持っていくと安心ですね。
デビットカードの申し込み手順を優しく説明
続いて、申し込みの手順を説明します。
申し込むカードを選択する
たくさんの銀行が、様々なデビットカードを発行しています。
カードによっては、年会費無料やキャッシュバックなど様々な種類の特典がついてきます。
自分の使い方にあったカードを選んで申し込みしましょう。
口座開設手続きをする
デビットカードの発行には、口座開設が不可欠です。
もし、申し込む銀行に口座がない場合は、まず銀行口座の開設手続きから始めましょう。
では、どのように口座をつくるのか?
手続きの方法は先ほどご紹介したデビットカードと変わらず、銀行窓口やアプリ、ウェブからの申し込みが可能です。
また、デビットカードの申込みと同時に口座開設ができる銀行も多くあります。
デビットカード発行
ここまでのステップを踏んだら、あとは必要事項の入力をすれば、申し込み完了です。
銀行窓口での申し込みの場合は、銀行員の指示の下、必要書類の記入をしましょう。
また、WEBやアプリで申し込みの方も、分かりやすく説明が書いてあるので心配いりません。
以上の簡単なステップでデビットカードの申し込みは完了します。
難しい入力項目もありませんので、5分以内に申し込みが完了できてしまうかもしれません。
デビットカードには審査はないの?
簡単なステップで申し込みが完了するデビットカード。
しかし、クレジットカードと同様に使えるデビットカードは「審査があるんじゃない?」と疑問に思ったのではないでしょうか?
実は、デビットカードに審査はありません。
クレジットカードの場合は月に1回引き落としがあるため、購入時から引き落とし日までの期間は実質お金を借りていることになります。またボーナス払いなど、口座残高以上の金額を利用することができます。
しかし、デビットカードは銀行口座から即決済され、また銀行口座にある金額を限度額としています。
そのため、デビットカードでは審査をする必要が無いのです。
もし過去に滞納や金融事故など問題があり、ブラックリストに載ってしまった方でも発行ができるのです。
高校生でも申し込める!
また、一般的なクレジットカードは18歳以上や20歳以上というような年齢制限が設けてあり、高校生は申し込むことができません。
しかし、デビットカードならば15歳以上・高校生以上という年齢制限のものが多く、高校生でもカードを申し込み、利用することができます。
高校生でもネットショッピングやオンラインチケット購入をすることが増えてきている昨今、カードを自分で持っておくことで生活が一段と便利になるでしょう。
もちろん、店頭でもオンラインでもクレジットカードと同様に使うことができますよ。
学生がデビットカードを発行する上での注意点
クレジットカードと同様に使え、審査もなく便利なデビットカード。
しかし、いくつか注意しなければならない点もあるのです。
①預金口座のお金の確認
先ほど説明したように、デビットカードは預金口座からの即引き落としです。
そのため、買い物をする前にどの程度お金が入っているかを確認しておく必要があります。
もし残高以上の買い物をしようとすると、決済が不可能になり、購入ができません。
口座残高もネットで確認できるものが多いため、頻繁に確認して、お金の管理を心がけましょう。
②国際ブランドでの違い
国内で使う場合は、国内ブランドも国際ブランドも大差ありません。
しかし、海外旅行などで使用する予定がある方は、海外にも対応する「VISA」「MasterCard」の2社がおすすめです。
国内においても他のクレジットカードが使えるのにVISAが使えないという店はほぼないため、はじめての1枚ということであればVISAで申し込んでおくのが定石。
学生はデビットカードでカードライフをスタートさせよう!
以上、デビットカードについて、その作り方や申し込みに必要なもの、利用時の注意点を解説してきました。
即引き落としで安全に使えるので、高校生がカードライフを始めるのにぴったりなのがデビットカード。
デビットカードを申し込んでカードライフに一歩踏み出してみませんか?
もちろんクレジットカードを発行できる年齢なら、クレジットカードの方がお得ですよ。