大学生になってクレジットカードを作ろうかどうか迷っているアナタ!
クレジットカードって買い物する時に支払いを先延ばしできるだけだと思っていませんか?
実は傷害保険や様々な優遇サービスが付いている他、現金より安心して買い物できるのです。また将来のハイレベルなクレジットカードを持つためにも学生のうちからカードを持っておくことが大切です。
今回は学生のうちからクレジットカードを持つメリット、デメリットについて詳しくご紹介します。
学生がクレジットカードの作る8つのメリットとは
一番の魅力!毎月の公共料金や買い物でもポイントが貯まる。
クレジットカード一番の魅力といえばポイントが貯まる事です。クレジットカードで支払いをするたびに、利用料金の数%がポイントとしてもらえます。その還元率はカード会社やカードによってまちまちですが、おおよそ0.5~2.0%です。
また、光熱費や、公共料金、電話料金などもクレジットで払う事ができ、それにもポイントがつきます。その他食費や家賃、服代、交際費など全てを合計すれば結構大きい額になりますよね。
還元率が2.0%と仮定すると
月に5万円の支払いで1000円分、年間で12000円分のポイントが貯まる事になります。
50,000×0.02×12=12,000円
これを現金で払っていたらもちろんポイントはもらえないです。12000円分もみすみす逃していることになります。もったいないですよね。
これらをクレジットカードで支払う事により、貯まるポイントも増えていきます。
ポイント還元率の目安はどんな感じ?
ポイントの還元率がいいカードというのは還元率が1.5~2.0%のカードを指します。還元率は年会費が無料のクレジットカードでは低く、有料クレジットカードでは高い傾向にあります。
しかし中には有料カードより高い還元率を誇る無料カードもあります。特に学生専用カードではその傾向が強いので、学生のうちにカードを持っておくのはお得と言えるのです。
主要な学生でも作れるカードの還元率をまとめてみました。
JCBCARDW | 1.0~3.5% | 楽天カード | 1.0~3.0% |
オリコカードザポイント | 1.0~2.0% | dカード | 1.0% |
三井住友デビュープラス | 1.0~1.5% | ライフカード | 0.5% |
入会何ヶ月後まではポイント何倍などのキャンペーンなどを除いたものです。
基本データとして参考にしてみてください。
「あ、今月お金がない…」でも安心!
クレジットカードはその場、その月でお金がなくても買い物できてしまうというメリットがあります。
また、クレジットカードの機能でキャッシングというものがあり、ATM等で口座にお金がなくてもお金を借りる事ができます。これらは生活を助けてくれる大切な機能ですが、むやみやたらに使って、返済できない!という事にならないように気をつける必要があります。
料金やサービスが学生向け!学生専用クレカがある
18歳(高校生は不可)から作る事ができるクレジットカードですが中には、学生専用のカードを発行しているところもあります。学生だけが作る事ができるカードで、学生向けのお得なサービス、特典を格安の年会費で利用できることが大きな利点です。また学生向けのため審査も厳しくないので、初めてのカードにはうってつけです。
学生用のカードと一般のカードを比較する!
それでは実際にどれくらいお得なのか、今回は「学生専用ライフカード」と一般の「ライフカード」を比較してみます。
学生専用ライフカード | ライフカード(一般) | |
年会費 | 無料 | 無料 |
可能年齢 | 18~25歳の学生のみ | 18歳~ |
選べるブランド | VISA、MasterCard、JCB | VISA、MasterCard、JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険最大2000万円等各種保険が自動付帯 | なし |
海外キャッシュバック | あり(5%キャッシュバック) | なし |
その他特典 | 毎月Amazonギフト券が当たるかも | なし |
一番大きい利点が学生専用だけ、保険が付帯していることです。海外旅行の傷害保険が最高で2000万円まで付いています。その他、怪我や病気をしたときの傷害治療保険、疾病治療保険など各種保険がついています。しかも自動付帯!海外へ行く機会が増える大学生にとってありがたいサービスですよね。
また海外での利用で5%キャッシュバックされ、とことん海外旅行に行ってほしい模様!しかもその他のサービスは変わりません。学生なら確実に学生専用のカードを持つべきですよね。
続いて三井住友デビュープラスと三井住友クラシックカードを比較してみます。
三井住友デビュープラス | 三井住友クラシックカード | |
年会費 | 1250円(年一回の利用で無料) | 1250円(初年度のみ無料) |
可能年齢 | 18~25歳限定 | 18歳~ |
選べるブランド | VISA | VISA、MasterCard |
付帯保険 | なし | 海外傷害保険最高2000万円など |
ポイント特典 | 入会後3ヶ月はポイント5倍 | 特になし |
その他特典 | 常時ポイント2倍 | 特になし |
デビュープラスが学生向けカードなのですが、年会費は年に一度でも利用すれば無料になり、ポイント還元率も常に2倍です。その上入会後三ヶ月間は還元率が5倍になるのです!
クラシック(一般カード)の方は年会費は年間300万円以上決済しないと無料にはなりません。保険はこちらにしかついていませんが、値段やポイントの還元率を見る限りでは学生専用カードのスペックは十分に高いですよね。
海外旅行には必携!マイルを貯めながら防犯対策!
大学生は長期休みに海外旅行に行く人が多いですよね。海外旅行の際もクレジットカードは大活躍するのです。大きなメリットとしては現地の通貨を多く持ち歩く必要ないという点です。海外には治安があまり良くない地域も多く、旅行代金など多額の金を持ち歩くのは避けるべきだからです。大きな支払いはクレジットで済ますようにしましょう。
さらに、現地通貨を手に入れるためには交換手数料を気にしなくてはいけませんが、クレジット払いならその必要ありません。
それ以外にも海外での保険がついてきたり、クレジットカードで飛行機を予約するとマイルを貯める事ができます。空港ではラウンジを利用できますし、海外でカード所有者専用の相談窓口を設けているところもあります。
海外旅行をする方なら確実にクレジットカードは持っていくべきです!
いざとなればキャッシングサービスもある
現金の持ち合わせが少ない時にクレジットカードが使えないお店や、自分のカード会社に対応していないお店に入ってしまったら困りますよね。
その時に利用できる便利なサービスがキャッシングです。お金を引き出す事ができるこのサービスは海外でも現地通貨を引き出す事が可能です。また自分で現地通貨を交換するよりもレートが良い場合があります。
カード所持者の特権! お得割引に充実保険も
クレジットカード所持者にはもちろん商品をクレジットで買える以外のさまざまな特典が用意されています。この特典の充実具合もカードによって大きく変わるので、選ぶ際の重要な判断要素になります。
提携店舗で優遇や割引が充実
カードの役割はクレジットの仕組みだけではなく、カード所有者だけへの特権があります。カード会社が提携しているレストランや施設等の優先権や予約、割引サービスなどがあります。提携している店舗ではポイント還元率が5倍や20倍になるなど太っ腹なところもあります。
その提携先はディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンなどのテーマパークもあります。JCBではディズニーリゾートのホテルが安くなったり、JCB会員限定のイベントに参加できる、またディズニーチケットとポイント交換できるシステムなども用意されています。
空港ラウンジサービス
提携店舗での特典の他、そのカード会社用の空港ラウンジが無料で使えるサービスがあるカードもあります。空港ラウンジではドリンクサービスやシャワーサービス、新聞やネット環境を備えた部屋で飛行機を待つ事ができます。学生のうちからラウンジを使いこなせる事ができたら、他の人に一目置かれる存在になる事間違いなしですね。
旅行中で骨折しちゃった!安心の保険サービス
クレジットカードには付帯保険があり、大きい保険としては、旅行の際の傷害死亡・後遺症の保険、傷害治療保険、ショッピング保険、が挙げられます。旅行中に大変な怪我をした時や、買った商品が盗まれた際にはこの保険を使う事で大きな損害を防ぐ事ができます。
その他24時間365日医者に電話相談できるドクターコールサービスや、飛行機遅延の際の補償、ロストバゲージの際の補償、自転車での事故に対する保険など様々な保険サービスがついているものがあります。もちろんカードによって保険内容が異なるので注意が必要です。これらを有効に活用できれば安心の生活が送れること間違いなしです。
Amazonでもカード決済でスピーディーに便利な買い物を
クレジットカードがあるとAmazonやZOZOTOWNなどの通販で買い物をするとクレジット払いが選択できます。現金で代引きするのと比べて手数料がかからず、お得にお買い物できます。その上、クレジット情報は登録しておけば毎回情報を打ち込む必要がなくノンストレスで支払いを済ますことができます。
また、店舗での支払いも現金よりクレジットカードの方がスムーズでスピーディー、それにポイントも貯まるので言う事ないですよね。
カードはあなたの社会的な信用を表す?!
クレジットカードを手に入れるためには、”審査”を通過する必要があります。
クレジットカードというのは信用商売なので、カード会社は信用がない人がカードを作る事を嫌がります。
審査は発行元が信用出来る人(返済能力がある人)であるか判断する手続きです。
そのため、クレジットカードを持っているという事は、その人自身が社会的に信用されている事を表します。また、クレジットカードを長期間所持し、その期間に支払いの遅延などがないとその人のクレジットヒストリー(通称クレヒス)が積み上がっていきます。積み上げていくとカード会社からの信用も積み上がっていき、最終的にはステータスが高い(ハイレベルな)カードを手にする事ができます。学生のうちからクレヒスを積み上げていけるというのが、学生のうちからクレジットカードを作っておく大きなメリットになります。
メリットしかない?クレジットの隠れたデメリットとは
ここまで多くクレジットカード所有のメリットをたくさん紹介してきました。しかしいいところばかりではなくデメリットも存在してしまうのです。続いてはマイナスの面からクレジットカードを見てみましょう。
ほんとにある?盗難、不正利用の危険性
まず、カードが盗難されて不正利用されるという危険性があります。しかし多くのカードには盗難補償がついていて多くの場合が全額補償される事が多いです。カードを紛失した!と思ったら早めに使用停止の手続きをとりましょう。この手続きが遅いと補償から外れてしまう事もあります。
その他、補償から外れてしまう要件がいくつか存在しているので、この補償も完全とは言えません。しっかりと自己管理を心がけましょう。
現金よりお金を使いすぎてしまう人も…
クレジットカードの特徴上、現金よりも出費しやすくなるという傾向があります。心理的にも実際にお金を目にする事無く支払いを完了できるというクレジットカードのメリットが裏目に出てしまうのです。
お金を使いすぎて来月の引き落としまでに工面が間に合わないという状態にもなりかねません。支払い期限を守れないと、クレジットヒストリーが傷つきます。自己管理能力の問題になってしまうのですが一応クレジットカードのデメリットになります。
使いすぎると使えない?利用限度額の落とし穴
クレジットカードの使用には限度額が設定されています。上で述べたような支払いに間に合わない、お金が返しきれないというリスクを回避するためにカード会社側が設定しているものです。
カードによってその限度額は異なってきますが、利用額いっぱいまで使ってしまうと、その月はそれ以上の利用ができなくなってしまいます。特に学生は限度額が低めに設定されているので、思いっきりカードを使いたい!と考えている方にはデメリットになるでしょう。
リボ払いは借金と同じ!?
リボ払いを知っていますか?リボ払いとは毎月の返済金を少なくして返済期間を長期化させるものです。学生にはちょうど良いかも!と思うかもしれませんがコレが落とし穴なんです。
返済期間が長期化すると利息が莫大な額になってしまい、利息を返すので精一杯の状態になってしまう事まであるのです。私の知り合いでもリボ払いで利息地獄に陥った人がいます。返済計画をしっかり立てないとクレジットカードの機能がデメリットになってしまうのです。
大学生はクレジットカードを作らなきゃ損!
長くなりましたがクレジットカードを作るメリットとデメリットを紹介してきました。受けられるメリットは多い事がわかっていただけたと思います。また、カードのデメリットも自己管理次第という事がわかったと思います。
結論、学生のうちからクレジットカードを持っておくべきです!カードの特性はそれぞれ異なっているのでぜひ自分のライフスタイルに合ったカードを選んでみてください!